Merino Cardigan

メリノウールの恩恵をはじめて感じたのは、山に登ったときに汗をかいて稜線を歩いているときだった。
風の強い稜線でシェルを羽織ると、身体がポカポカしていくあの感覚…
停滞すると寒いけど、歩いているとちょうどいい…
疲れてはいるけど、あまり急がずに、体温を保つために自分の体力と相談しながら、黙々と歩き続けているうちに、いつしか瞑想状態… なんてこともしばしば。
「あぁ、これならずっと歩いていられるな…」と妙な安心感があった

ずっと着ていても常にサラサラしていてニオイも気にならない、山だけでなく旅や出張でもとにかく頼りになるヤツ。
長期の海外出張では洗濯機を使わずに洗面台で手洗いをしてホテルの部屋で干しておけば、だいたい一晩で乾く。
この天然繊維のおかげで本当に旅の荷物が軽くなった。

最近、気象庁が「最高気温40℃以上の日は〝酷暑日〟と呼びまーす!」
なんてアナウンスしていたけれど、それって近い将来そういう日がちょくちょくあるってことだよね(怖)。
でも、それと同じくらい怖いのが商業施設との温度差。
家の近くにある業務用スーパーや、コストコの野菜室なんてもはや殺人的な寒さ(おじさんの毛穴ビンビンに立たして、なにがおもしろいんじゃ!)。

そんなとき、本当は女性みたいにパシュミナやアルパカの上品な大判ストールをシュッと羽織りたいよねぇ(あのワン・アクションがかっこいいよね!)、けれど「オイラ男だし… キャンドルジュンでもないしなぁ…」と…
そこで、一念発起してデザインしたカーディガン。
「夏にカーディガン?」
はい… このカーディガンは正真正銘、夏に向けてのアイテムなのです。
ここ数年の私の夏のスタイルはメリノウールの〝スリーブレス〟に、ナイロンかウールの〝ルーズフィットパンツ〟。
これが本当に楽で気持ちがいいのですが、ちょっとラフすぎる。

これに〝カーディガン〟がプラスされることによって、さっきみたいな冷え冷えの商業施設に入ったときや、ちょっとだけフォーマルなお店での食事(大人として袖はほしいところ)、または海の散歩で羽織ったり、なんなら頭から被って日差しを避けたり… となかなかの万能アイテムです。

クルーネックのロングスリーブももちろん好き。でも、着脱時の「ちょっと帽子持ってて…」とかのやり取りがなくなるし、サコッシュつけたまま着ても問題なし。
前開きだと布が一枚になるので肩からかけたり襷掛けにしたりと、コーディネイトのバリエーションが広がりもおもしろい。

今シーズンのリリースはこれからですが〝リ・ファブリック〟のシリーズでは現在展開中。

ぜひ、手に取ってみてください。

あらためて、前開きっていいね…